■バイアス


電気には、交流と直流があります。ここで交流は流れる方向が逆転する電流、直流は、変化しても、強弱はあるものの、流れる方向は常に一定とします。
バイアスとは、交流分に、直流を加えて、最低ラインでも0を割り込まない(逆向きには流れない)様にする操作の事です。バイアスを加えると、直流に交流分が重なった波形となります。流れる方向が常に似同じになるため、例えばトランジスタの様な、直流を加えて使用する素子でも、交流を扱う事ができる様になります。バイアスを加える回路をバイアス回路、加えた電圧や電流は、バイヤス電圧、バイアス電流と呼ばれます。
出力に交流分だけが必要な場合は、バイアスをコンデンサでカットして交流分のみ取り出す事ができます。