ハードディスクのSSD換装ネタ

どこかに提供すれば良いのでしょうけど、適当な掲示板を探すの厄介なので、メモ兼用で情報など。
まあ、オモテのタイトルからは、リンクを辿る人が存在するとも思えない内容ですが、そのうちgoogleの検索にでもヒットすれば良しと言う事で。
今回の換装対象その1は、富士通のノートで LOOX P70YN、型名をFMVLP70YNって機械です。そろそろ化石に近いですが、現用してます。
今更SSD化でも無いでしょうがHDDが100GBでは不足してきたので、次のサイズに入れ替えるのならいっそSSDって事にしました(むりやり)
購入時は60GBのHDDが入っていました。過去形になっているのは、購入後すぐにMK1011GAH(100GB)に交換したためです。
120GBを入れていないのは、その時点で一番大きな容量で換装可能な情報がが得られたのがMK1011GAHだったためです。
この機種はインターフェースがパラレルATAでおまけに1.8インチ、コネクタがZIFと言う今(2009年10月です)ではヘレンケラーさんの三重苦みたいなHDDを要求します。
1.8インチの容量も順調に増加の一途を辿りましたが、シリアルATAに移行したため、PATAでは120GBが最大容量です。
ちなみに、120GBのMK1214GAHが換装可能な最大容量と思われます(未実験ですが)
東芝からは1.8インチ、PATAのZIFで240GBのモデルが発売されていますが、セクター長が512Bではないため、PCにはそのままでは使用できないと思われます。
で、本題は100GBのMK1011GAHをSSDに換装した結果です。
SSDは商品名が「RunCore PRO-iV 128GB 1.8" 5mm ZIF SSD」なる長い名前の128GBのSSDで型番がRCP-IV-Z1828-Cです。
このSSDは厚みが5mmのため1.8インチのZIF(LIF)の交換用として、大抵の機種に入れらるのではないでしょうか。
交換結果ですが、正常に認識、使用できました。
交換手順は以下の様に行いました。
・PRO-iV 128GB には、USBインターフェースの付いた1.8インチZIF用のハードディスクケースが付いていました。
これに、SSDをセットしてセクタースキャンを行い、不良が無いか試験します。
・さらにPRO-iV 128GB にはAcronisのMigrate Eagsy15日試用版(英語)が付属していましたので、今回はこれを使う事にして、P70YNにインストールします。
・AcronisのMigrate Eagsyを使ってP70YNのHDDイメージをPRO-iV 128GBに転送します。元のイメージは100GBでSSDは128GBですが、自動でパーテションサイズを拡張するオプションがありましたのでこの機能を使いました。
ここから換装します。下の写真が換装しているところです。
   換装前の100GBのHDDを外す前の状態です(HDDを支えるクッションを外して写しています)
  SSDと交換します。
リボンケーブルを破損しないよう注意して作業する必要があります。 
  クッションをはめて、元のHDD取り付け場所に戻します。 
気になる動作速度ですが、PowerONからパスワードの入力画面が出るまで2分ちょっとかかっていたのが、52秒になりました。
これはかなり快適になったのではないでしょうか。
パスワードを入力してからBOOTが完了して、使用できる様になるまでの時間ですが、HDDとSSDであまり変わらない様です。
WindowsのBOOT完了はどこまでの時間を計れば良いのか判断が難しい面があります。
換装前に測定しようとしましたが、あきらめました。
以前、一番起動に時間がかかっていたフォトショップは起動時間が半分くらいになりました(換装前に時間を計っておけば良かった)
お約束のベンチマークの結果です。
換装前のMK1011GAH(100GB:HDD)ベンチ



換装後のPRO-iV 128GB(128GB:SSD)のベンチ


RunCoreはプチフリが少ないとのうわさもありますが、確認できていません。

換装対象その2は、またまた富士通のノートで FMV-BIBLO LOOX U/C30、型名をFMVLUC30って機械です。
何か、趣味がバレソウですが、別に富士通党ではありません。たまたま、カバンに入れて持ち歩ける重さ1Kgの機械がLOOX Pだっただけです。
しかし、1Kg程度でも毎日持ち歩くのは正直きついです。
投売りで安かったのでLOOX Uを衝動買いしてしまいました。こちらは公称565gとなっています。まあ何とか持ち歩ける限界です。
韓国製のmbookなら、さらに軽いのですが、表示が縦600dotしかないのが、どうしても許せません。
さて換装ですがLOOX Uに入っているMK6028GAL(60GB)のHDDを先のLOOX P70YN換装で余ったMK1011GAH(100GB)に交換するネタです。
HDDからHDDへの交換ですので、目新しくはありません(さすがに、SSDをもうひとつ購入する根性は無し)
東芝の1.8インチのHDDは厚みが5mmのタイプと8mmのタイプがあります。
MK1011GAHは8mmタイプでLOOX Uに入っているMK6028GALは5mmのため、入るのかがネタです。
写真の左側がMK6028GAL(5mm)、右側がMK1011GAH(8mm)です。

少し見にくいですが、右のHDDのフチは左のHDDと同じ厚みです。異なっているのは中央部が前方後円墳みたいな形に盛り上がっている事です。(フチにある黒い物体は、HDDを支えるゴムのクッションです)
そして下の写真は換装前のLOOX Uの裏ブタを外したところです。
HDDが入っていたところは二段にくぼんでおり、このくぼみにHDDの盛り上がり部分が収まる構造になっています。
かくして東芝製8mmのHDDをそのまま収める事ができました。
換装は100GBのHDDでしたが、120GBのMK1214GAHも同じ構造ですので、換装は可能と思われます(動作するかは不明)
今回はリカバリーで、初期化しましたが、TrueImageでイメージを戻す方法もあります。

おまけ。
HDDのZIFコネクタからケーブルを引き抜いて入らなくなった方もいらっしゃるかも。
私もあせりました。抜けるのに、入らない。良く考えればZIFはゼロ・インサーション・フォースの(かな?)略なので、ケーブルを入れるのに力はいらないハズ。
コネクタを開け閉めするレバーが存在しました。

左がレバーを倒したところ(=ロック状態でケーブルがコネクタに挟み込まれている)、右がレバーを立てているところ(=フリー状態でケーブル抜き差し可能)です。
写真左の状態で、後ろから前に向かって黒いレバーを持ち上げる事で、写真右の状態になります。
ただ、レバーが横に長いので、両手の爪を使って同時に平行に持ち上げないと、レバーが折れそうです。また倒す場合も同様です。
さらに、レバーは前の方の両側に回転軸の中心があります。平行に持ち上げようとすると、回転軸を外してしまいます(実際構造が分かる前は外してしまいました)

**換装は自己責任でお願いします。この情報の間違いや、動作しない場合があっても、一切責任をおいません**