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コンデンサは二つの電極間を絶縁する必要があります。絶縁性の物質を電極で挟めばとりあえずコンデンサになります。
初期の頃はガラズビンの中と外をコンデンサにしていました。高圧放電の実験に使う球形コンデンサは周りの空気が絶縁体になります。
絶縁体であれば全て同じと言う訳ではなく、同じ厚みでもコンデンサにした場合に容量が異なってきます。この特性の強弱を誘電率と呼びます。特に真空を1と定義した比誘電率はコンデンサの特性を語る一つの言葉になっています。誘電率の高い物質でコンデンサを作れば同じ容積でも高容量ができます。一般に誘電率が高いほどコンデンサとしての性格は悪くなります。曰く高誘電系セラミックは温度特性が悪い。マイカコンデンサは特性が良いが大きいなど。