■マイクロインダクタ

マイクロインダクタは商品名(だったと思う)で抵抗の様に系列化して生産されているコイルです。名前が示す様にμH(マイクロヘンリー:コイルの値)近辺の値が生産されています。名前はもしかして、小さな形状のマイクロかも知れませんが。

マイクロインダクタは1μHから1Hくらいまで作られています。コイル内部には、フエライトのコアが入っています。一般に入手可能な物はあまり高い周波数には向きません。
電子工作では、小型スイッチング電源のコイルに利用される程度です。
容量の大きいマイクロインダクタは細い線を多く巻いてるため、許容電流が少なく、逆に容量の少ないマイクロインダクタは太い線で巻き回数が少ないため、許容電流が大きくなります。
形は抵抗の様に両端にリードの付いたラジアル型と電解コンデンサに似て一方に足がまとまっている、アキシャル型があります。

容量の表し方ですが、ラジアル型は抵抗と同じくカラーコード、アキシャル型は数字またはカラーコードとなっています。

数字の単位はH(ヘンリー)ではなく、その十万分の一のμHを単位とします。例えば102と記入されていた場合1000μH(1mH、0.001H)を表わします。