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電子工作での利用は高周波関係が殆どです。大抵は自作します。
直径0.5mmから1mm程度のエナメル線やポリウレタン線を適当な太さの軸に巻き付けて作ります。70MHz帯のワイヤレスマイクの発振用コイルは6mmの太さ(穴空け用のドリルや手帳用の鉛筆が適当)に6回巻き付けて製作します。
これは定番ですが、それ以外でも、工作用の回路図に、XXΦ、XXTと記載されている場合は製作できます。Φは直径、Tはターン(巻き数)を表わします。先のワイヤレスマイク用では6Φ、6Tと記載される事になります。
出来上がったコイルの容量が知りたい場合がありますが、コイルの容量が小さいため、通常入手できる範囲の(価格的な意味で、余っている人は別)測定器では測定できません。
そこでやや特殊な部類ですがディプメータと呼ばれる測定器で、自作コイルに容量の分かっているコンデンサを接続して共振周波数を測定し、計算から値を求めます。
ディプメータは高周波を趣味にするのであれば、入手すると良いかも知れません。
ちなみに計算式はでL=に変形して利用します。