■555によるワンショットタイマー動作

555の基本動作の一つ、ワンショットタイマーとして使用する場合の結線です。

押しボタンを押すと(555の2番端子TGが0Vになる)555のタイマーがスタートします。
タイマースタートで出力がHレベル(=電源電圧の6V)になると同時に、7番端子DISが開放状態になります。7番端子を通して常に放電していた、ctのコンデンサ(10μ)はrt(1MΩ)を通して充電されます。
ctの電圧が電源電圧の2/3(上の回路では4V)になると出力はL(=0V)に戻り、ctにたまった電荷は、再度7番端子を通して放電します。

以上が555のワンショット動作の基本です。出力がHになる時間(タイマー時間)はctがrtを通して充電される時間で決定されます。時間は、簡易的には、ct(単位F:ファッラド)とrt(単位Ω:オーム)を掛け算する事で求められます。
例の回路では10μ(0.00001F)と1MΩ(1000000Ω)を乗算して10[秒]と計算できます。正確に合わす場合はrtを可変抵抗にして合わせこみが必要になります。

出力に抵抗と発光ダイオード(点線内の回路)を接続すると、実験できますので試してみてください。