■電源


図は代表的なデュアルOPアンプの電源ピン配置図ですが、ほとんどの8PINタイプのデュアルOPアンプの電源は同じ配置になっています。

両電源での接続

片電源での接続

両電源接続

片電源接続

4558タイプのOPアンプは±の両電源で使用しますが、片方だけの電源でも動作します。±の電源で使用する場合は±3V〜±15Vで、単電源の場合は6V〜30Vで使用します。
消費電流は負荷が軽い場合は1個あたり10mA程度を見込めば良いでしょう。
当然、電源電圧以上の出力電圧を得る事は出来ないので、出力の要求にしたがって電源電圧を決めます。出力に余裕がある場合は周囲の環境で決定します。
例えば、MIC(マイク)アンプを作る場合、9Vの乾電池が入手しやすいので、電源を9Vに選びます。
なお、OPアンプにはGND(グランド)端子はありません。±電源や単電源は基準点の取り方で決まる接続法で、単電源ではマイナス端子を便宜上のGNDに使用するため、考えやすくなります。この基準点が言わばOPアンプのGNDになります。
回路図上ではOPアンプの電源の記入を省略したり、まとめて別の場所に記入します。