■チップ抵抗

チップ抵抗は丸型と角型があり、現在では角型の事を指す様になりました。表面実装用の抵抗ではリード線が無く、直接基板の銅箔面にハンダで取り付けます。薄膜型と厚膜型がありますが普通に入手できるのは厚膜型です。一般的なリード線付き抵抗と異なり、厚膜(抵抗自体)は抵抗になる物質とガラスを混ぜて焼結して作られています。螺旋状の溝はなく、その分高周波で使用可能となっています。
抵抗値は有効2桁+指数または有効3桁+指数で数値表示されています。

角型チップ抵抗は縦てと横のサイズを使ってシリーズ名を表わす習慣があります。
左のサイズの物は3216タイプと呼ばれます。電力用ではこれより大きいタイプもありますが、高密度IC回路に使用するにはこれでも大きすぎるため、2012タイプや1608タイプが使用されています。
両端の金属性の電極が中央部の抵抗体を挟むような構造をしています。

ハンダで基板の銅箔面に直接取り付けます。

実際にハンダ付けした写真です。

(見にくいですが線で示した所が基板と部品を結合しているハンダ付けです)