■ハンダ付けを疑え

今までに多くの、電子工作を修理しましたが、正直いって、ハンダ付け不良がダントツのトップで他の不良原因を引き離しています。

動作しなかった原因を順に並べると、

1、ハンダ付け不良...96%
2、基板のパターンはがし...2%
3、部品の実装まちがい...1%
4、半導体、他部品の不良または劣化...0.5%
5、その他(初期不良、調整不良等)...0.5%

この中で、2のパターンはがしは、失敗したハンダを修正しようとして、かえって悪化させてしまい、最後には基板のパターンをはがしてしまうケースが殆どです。また、4の不良はハンダ不良のまま、電源を加えて正常に動作できずに破損するケースが殆どで。これらを含めるとハンダ付け不良による、動作不良は全体の98.5%を占める事になります。

ハンダ不良のまま、電源を加えると、かなりの確率で、部品不良を起こします。
電源を投入する前に、もう一度、ハンダ付けを点検しましょう。