電源用チョークコイルを除いて、現在入手しやすいコイルで値が表示されているのはマイクロインダクだけです。値はカラーコードまたは指数（乗数）表示＋誤差記号のいずれかです。誤差記号は数字ではなくアルファベットが割り当てられています。電源用のチョークコイル（５０Ｈｚや６０Ｈｚ用）は電源トランスと同一形状をしており、上部に直接値が記入されています。
それ以外のコイルでは基本的に値が表示されていません。
ラジアルタイプのインダクタはカラー表示となっています。
写真の上側、大きい方のコイルは左図と同じく４本の帯があります。小型の方は誤差の帯が無く３本での表示になっています。
アキシャルタイプのインダクタでは頭部に指数（乗数）表示＋誤差記号での表示されています。ディップ型の場合は頭部が丸く数値記入できないため、カラー表示となります。
上の写真のコイルは値が４７乗数は３で４７０００μＨ（４７ｍＨ）誤差はＪ級で±５％です。コイルとしては比較的誤差の少ない方です。
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