■LED

LEDを使って超簡単に出来る電飾のページを作りました
クリスマスツリーをターゲットにしましたが、色々使えると思います。

LEDはダイオードの仲間ですが、発光させる目的に特化されいます。
日本語では発光ダイオードと呼ばれます。
LEDに電流を流すと、予め決められた波長の光を出します。

注意:LEDは電流で発光します。直接電圧を加えると素子が破壊します。

LEDを使用する上での注意点として、
1、電圧源に接続する場合は必ず制限抵抗を入れる。
2、極性があるので、±を確認して接続する。
3、色(LEDの材料)により、予め決められた電圧があり、その電圧以上でないと発光しない。
4、逆方向の耐圧は低い。

左の図で、LEDの足に注目してください。
長くなっている方が+、短い方が−です。
また同時にLEDの一般的な回路記号を示しますが、ダイオードそのものです。
(A)と(K)はダイオードの電極を示す場合の呼び方でAはアノード、Kはカソードを表しています。
一度、足を切断すると向きが分からなくなります。同一のLEDを持っている場合は、内部形から判断できます。良く観察すると、±で内部の形が異なっているのがわかります。大きくなっているのは、光を効率良く、前面に出すための反射板ですが、−側(K)にある製品が一般的な様ですが、+側(A)にある製品もあったと思います。同一の製品どうしを比べるのが安全です。
回路から外して調べられる場合は、下の利用法の様に、電圧を加えて調べるのが一番確実です(抵抗を忘れずに...)

電圧駆動する場合の接続


右が一般的な回路図です。LEDはダイオードマークと同じです。慣例的に丸印を入れる様です。
右が回路を実際の部品で表し、実体配線図と呼ばれます。簡単な回路では、配線が良くわかるのですが、複雑になるとごちゃごちゃになってしまいます。また、書くのが大変なので、一般には、原理説明程度にしか利用していません。

さて、LEDの点灯回路(LED以外には、抵抗と電池しかありませんがこれでもりっぱな回路です)ですが、電源とLEDを直接接続してはいけません。必ず間に抵抗を挿入します。抵抗は+側−側どちらに挿入しても、同じ役目を果たします。
LEDは(ダイオード全般)各色、障壁電圧と呼ばれる電圧を持っています。この障壁電圧以上の電圧を加えなければ、電流が流れません。可視光用のLEDでは赤色の1.6V〜緑色の1.8V程度が一般的な電圧ですが、白色LEDの様に3V以上必要な場合もあります。特殊なLEDは別として一般的にこの障壁電圧を1.8Vとして計算しても、大した誤差にはなりません。
上の図で電池を2個直列にして3Vにしているのは、1.5Vの電池1個では、障壁電圧に達しないため、LEDを点灯できないためです。ここでLEDに流れる電流を計算すると、
3V-1.8V=1.2V この1.2Vを220Ωで割った5.4mAがLEDに流れる電流になります。