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LM386はナショナルセミコンダクター製のパワーアンプ用ICです。1W程度の出力を持った8Pinタイプのパッケージに入っていますので、コンパクトなアンプが作れます。
特に5Vでも動作するため(この時の出力は8Ωのスピーカで250mW)音の出る、小型の機器を製作する場合に重宝します。また、必要な部品が少ないのも特徴です。左の図が足配置、右の図が増幅率20の基本アンプです。
入力は普通のライン入力(一般のアンプのLINE・IN相当)、出力にスピーカを接続します。
ICの出力(5番ピン)に接続されている0.1μと10Ωの抵抗は発振止めです。
二つのGAIN端子(1番と8番ピン)の間を10μのコンデンサ(1番ピンが+になる)を接続すると増幅率を200倍にする事ができます。ヘッドフォンアンプに最適でLM380の様なグランドノイズも少なくて済みます。
だだ、電源ON、OFF時には「ポコン」とノイズが出ます。これは電源電圧をゆっくり変化させても同じで、ある電圧を横切る瞬間に出ます。