OPアンプの入力と出力

■入力
正相入力は非反転入力、逆相入力は反転入力と呼ばれる場合もあります。

通常のOPアンプ回路記号は図の様な記号で表されます。
一方の入力だけ着目すると、正相入力に入った信号は同一極性で出力されます。一方、逆相入力に入った信号は逆の極性で出力されます。
両方同時に入力した場合は正相と逆相の差が出力になります。
この様な入力形式を差動入力と呼びます。

■出力
電源電圧と同じレベルまで出力されるのが理想ですが、現実には+電源方向は1.5V位、−電源方向は2V位、少ない目しか出力されません。
同じ型番でもメーカによって、また電源電圧や負荷のとり方で利用可能な範囲が変化します。電源電圧いっぱいまで出力がほしい場合が「レイル、ツウ、レイル」と呼ばれる種類のOPアンプを選択します。