■ICの足番号の数え方

ICの足はICを上から見た場合左回り(反時計方向)に数えます(下から見ると逆になるので注意)
一番ピンはICを正面に置いた場合左下になります。あるいは丸いくぼみが一番ピンの近辺に付けられている場合もあります。
ICの正面方向ですが、型番等は無視して、切り欠きを左になる様に置いてください。一部のICで印刷が上下逆になっている場合があります。

ICには一方、二方、四方に足が出たICとCANタイプと呼ばれる円形に足が出たICがあります。いずれのICも上から見た場合、一番ピンから左回りに数えます。


SIPタイプ 一列に足が出ているIC

切り欠きが一番ピンのある側に付いています。写真下は足が交互に曲がっています。下から見ると千鳥配列になります。このICも同じくマークから順に数えます。


DIPタイプ 二列に足が出ているIC
二列の足があります

一番ピンの場所に丸い印があるICもありますが、一般的には切り欠きを目印に方向を決めた後、左下から右に向かって番号を数えます。右の端に達した時点で上に行き今度は左に向かって番号を数えます。

図のICは20本の足がある場合の数え方です。

表面実装用ICもDIPと同じ方法で数えます。


QFPタイプ 四方に足が出ているIC
四方に足が出ています。

一番ピンの場所に丸い印があるかまたは切り欠きがあります。左下から右に向かって番号を数えます。右の端に達した時点で上の方に、さらに右、最後に下に向かって番号を数えます。

図のICは44本の足がある場合の数え方です。

図の様に四面で足の数が同じICもありますが、対向する面が同じで隣り合う面の数が異なるICもあります。例えば写真のIC(Z80複合型CPU)は100本の足がありますが、30、20、30、20と足が出ています。


CANタイプ 丸頭の缶の下方に円形配列された足が出ています。

OPアンプや大昔(と言っても30年くらい前)のコンピュータ用ゲートICに見られるタイプです。

上から見ると、最終番号の箇所に金属の突起(タブ)が出ています。このタブの一つ右の足が一番ピンになります。現在では一部の高性能OPアンプで使用されています。