■熱が出る
抵抗に電気を流すと熱が発生します。抵抗には最大許容電力が予め決められています。
抵抗の許容電力は、W(ワット)数で表わされます。
電子工作には1/4Wや1/8Wの比較的小電力用が使用されます。
1/8W抵抗ですが、1/5Wが殆ど同じサイズに収まるため、1/8Wの代わりに1/5Wが利用される場合があります。
抵抗の許容電力はメーカが定めた使用条件の元で連続的に消費可能な電力を表わすため、 一般の利用状況では、小さくなります。通常は半分以内の電力で使用した方が安全です。
例えば1/4W(=250mW)の抵抗は1/8W(=125mW)が許容電力の最大値と考えた方が安全です。
抵抗の許容電力は発生する熱に対し耐えうる値のため、同じ対電力の抵抗なら小型ほど温度の上昇が激しくなります。
最近の抵抗は許容電力が同じでも小型化の傾向がありますが、決して発生する熱が減った訳では無く、単に耐えうる温度の上限が上がっただけです。