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抵抗値は数字での直接記入+誤差記号、指数(乗数)表示+誤差記号それにカラー表示があります。誤差記号は数字ではなくアルファベットが割り当てられています。
比較的大きな形状の抵抗では直接、値と誤差記号が記入されています。
抵抗値の単位はΩ(OHM:オーム)で表わします。高抵抗では桁数が増えるため、K(キロ)1000倍及びM(メガ)1000000倍を補助単位として使用します。まれにですがさらに1000倍のG(ギガ)とそのまた1000倍のT(テラ)が使われる事があります。
直接表記によらない場合は2ないし3桁の数字に乗数を使って値を表わしている場合もあります。
小型で丸い形状の抵抗では値を記入しても常に見える向きに文字が来るとは限らないため、殆どカラーコードが利用されています。数字を色に置き換えたもので2ないし3桁の数字と乗数で値を表示します。直接的な数字と異なり、どの方向からでも見えるため、値の確認がやりやすい特徴があります。色表記ですから、覚えないと値が読めませんが、工作で使用する抵抗はかなり限られれいるため、良く使用する値を憶える内に、自然に読める様になります。0から9の各数値に対応する色(カラー)は以下の様になっています。
■カラーコード表
数値 カラー 数値 カラー 数値 カラー 数値 カラー 数値 カラー 1 ■茶 2 ■赤 3 ■橙 4 ■黄 5 ■緑 6 ■青 7 ■紫 8 ■灰 9 ■白 0 ■黒 カラーコードには、これとは別に、抵抗値の誤差を表わすため、金と銀の2色を追加して、白と黒を含め合計12色が使用されています。
■主に使用されるの誤差のカラー表示
誤差 カラー 誤差 カラー 誤差 カラー 誤差 カラー ±10% ■銀 ±5% ■金 ±2% ■赤 ±1% ■茶 抵抗値のカラー表示は10%と5%は値に3本の帯と誤差に1本の帯を、2%と1%では値に4本の帯と誤差に1本の帯を使用して表わします。乗数は数字に続くゼロの数と考えてください。
10%と5%の抵抗(有効数字2桁) 2%と1%の抵抗(有効数字3桁) 10の桁=2(赤)、1の桁=5(緑)、乗数=4(黄)でゼロの数は4個 抵抗値は250000Ω(250KΩ)誤差は金色で5% 100の桁=4(黄)、10の桁=0(黒)、1の桁=3(橙)、乗数=2(赤)でゼロの数は2個 抵抗値は40300Ω(40.3KΩ)誤差は茶色で1% 1%、2%の抵抗では逆に読んでしまいそうになります。上の例では40321と色が並んでいますが、逆から読むと12304で123Ωの抵抗と間違えそうです。
この例の場合なら逆読みすると誤差が4になっておかしいのに気づきますが、20001(200Ω1%)なら逆読みの10002(100Ω2%)も正常なため混乱します。
例の様に色の帯が抵抗端に偏って配置されている場合もありますが、殆ど均等に配列している抵抗もあります。その様な場合は通常誤差表示の色帯が広くなっています。(メーカによって異なる)なお5%抵抗は誤差の色帯が金色なので間違える事はありません。