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テスターは電子工作には欠かせない測定器です。テスターを制する者は電子回路を制すと言ったかどうかは不明ですが、基本中の基本となる測定器です。
電圧、電流、抵抗値は必ず測定できますが、最近のデジタルテスターでは、さらにトランジスタのhfeやコンデンサの容量、周波数なども測定できます。
ここでデジタルテスターなる言葉が出てきましたが、当然アナログテスターもあります。
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問題は、最初に購入するのは、アナログかデジタルかの選択でしょう。
両方持っているリッチな人は別として、初めてテスターを購入する場合は悩む所です。
最終的には趣味の問題ですが、どちらにも一長一短があります。
アナログテスタは測定値を指針を使って指示します。一方のデジタル式は数字で直接値が表示されます。計算尺(死語)と電卓の違いみたいなものです。●アナログテスタ
長所:
- チラと見ただけで、およその値が把握できる。
- 針が振り切れる速さで誤った値がでているのがわかる。
- 周期性のパルス波の平均値が読める。
短所:
- 正確に読むのは無理(せいぜい3桁まで)。
- レンジを手動で切り替えなければならない。
- 一般にインピーダンスが低い。
- レンジを間違えると壊れる。
●デジタルテスタ
長所:
- 正確な値が読める(値が正確に読めるが、その値が信用できるかは別)
- レンジ切り替えが自動(手動式もあります)
- 過大入力もある程度までOK。
- 基本機能以外にも、色々な機能付きが入手できる。
- 入力インピーダンスが高く、一定。
短所:
- 値が確定するのにある程度の時間がかかる。
- 電池がなくなると動作しない。
- 周期性のパルスを測定するには、経験が必要。