通常の製作手順は以下の通りですが、手始めに、何か作ってみましょう


構想
作りたい機能を整理します。最初は無理をせず、シンプルな機能にしぼれば製作できる可能性も大きくなります。欲張るのは作品が動作してからでも遅くはありません。
構想には、電源(電池動作か商用電源に頼るのか)や収納する大きさも必要です。
初めてトライする場合は、電子工作キットを製作して肩ならしをすると良いでしょう。完成したキットを箱に入れるだけでも、市販されていない自分だけのオリジナル作品を作ることができます。

設計
全ての回路を設計できればそれに越した事はありませんが、基本回路の組み合わせや、回路図集、電子工作キットを応用しても製作できます。特に電子工作キットは、部品を集める手間が省ける(集めるのも楽しみの内?)ため、失敗が少なくて済みます。場合によっては、完成基板(完成モジュール)を購入するのも良いかもしれません。
問題はモジュールにしろ、キットにしろ、自分の目的に適合するか分からない点です。キットメーカやモジュールのメーカは、応用的な質問には通常答えてくれません。だめもとでトライしましょう (少々無責任(^^);
少なくても、基本スペック(と電源電圧、消費電流)くらいは確認する必要があります。

製作
完成モジュールを利用する場合は必要がありませんが、キットや一からの自作では回路図を元に回路を組み立てなければなりません。そのためには、半田付けが必要となります。製作したが動作しない場合の殆どはこの半田付けに原因があります。また完成モジュールを利用する場合も接続に半田付けが必要です。

試験
モジュール完成品で試験済みを除き、作成した回路は、組み込み前に所定の動作が得られるか、試験しなければなりません。大き目の余裕のあるケースに組み込む場合は完成後に試験を行っても良いのですが、高密度の実装を行う場合は一度組み込むと不都合があっても修理不可能な場合があります。また、多数の基板に機能を分割している場合も、個々の基板で動作確認を行うのが原則です。

組込
各基板の動作が正常なら、ケースに組み込みを行って完成させます。