■レギュレータ

電圧を一定に保ための機構です。

制御方法により、リニアレギュレータとスイッチングレギュレータがあります。リニアレギュレータの中にシリーズレギュレータがあります。シリーズレギレータには、手軽に利用できる様に、入力、GND、出力しかない三端子レギュレータと呼ばれる専用ICもあります。

■シリーズレギュレータ(リニアレギュレータの仲間)

シリーズレギュレータは電源と負荷の間で常に負荷にかかる電圧を一定に保ための自動可変抵抗の様な働きをする回路です。

図の様に、負荷にかかる電圧は常に基準と比較され可変素子をコントロールしています。
もし負荷電圧が基準より低い場合は可変素子の抵抗値を低くして負荷の電圧を上昇させるように働きます。また基準より高くなった場合は逆に抵抗を上昇させて負荷に加わる電圧を下げます。

この場合、負荷に加わる電圧と基準との比較結果が可変素子を制御するため、制御は常に後手に回る事になります。
制御回路にもよりますが、瞬間的な変動の追従は苦手なため、負荷と並列にコンデンサを接続してこれを補償します。

■スイッチングレギュレータ

コイルに流れる電流を増減(または開閉)させて、電圧変化を利用する電圧変換方式です。出力電圧を基準値と比較して一定に保つフイードバック回路と共に構成されています。
単独の回路で構成する事もできますが、専用ICを利用する場合が殆どです。
入出力を絶縁しない、DC−DCコンバータ(絶縁タイプもあります)とAC100V〜230Vから低圧を作るスイッチング電源があります。