完成した回路や基板が動作しない場合の試験手順です。
ここでは、はんだ付けが正常に行われていると仮定します。
動作を試験する場合、最低限、電源(電池で代用できる場合もある)、が必要です。
また、測定器として、テスターが必要な場合があります。
テスターはいろいろな場面で活躍しますので、買っておいて損のない測定器です。
あると便利(あこがれ?)なのがオシロスコープ(シンクロスコープ:商品名)です。
リッチな方は20MHz〜50MHz程度のオシロを入手してもよいでしょう。て、10万くらいしますが、PCに比べれば安いかも。
ちなみに、DOS/VマシンのプリンターI/Fに接続するアダプター形式のオシロもありますが、なれないと使いにくいので、購入は工作に慣れてから考えましょう。
- 1.電源電流を調べる。
- 2.回路内の電源電圧を調べる。
- 3.入力がある場合は、入力から順に内部に向かって信号が伝わるか調べる。
- 4.出力がある場合は、信号の生成個所に希望する信号が出ているチェックする。
- 4-1.生成した信号がどこまで伝わっているか調べる。
- 4-2.最終的に反応する部品(LEDやブザー)がある場合は直接駆動してみる。
大まかには、以上の様な手順になりますが、複雑な回路を作った場合はどこから手をつければ良いのか困る場合がります。
回路が複雑でも、よほどの事がない限り、単純な回路の組み合わせに分解できます。個々の回路で、順に動作を追いかければ、何れ不良個所が特定できます。動作不良が、本当の故障の場合は部品交換となりますが、調整不良(設計時と条件が異なっている)の場合は、一度に多数の部品を交換するのではなく、動作を見ながら、順に交換または調整を行ってください。一度に複数の作業を行うと、事態が余計に混乱します。.
部品が壊れていないか、試験する方法です。
トランジスタの試験法
抵抗の試験法
コンデンサの試験法